くるみはパン・菓子・たれにも使われます。粒が見えない粉やペースト、関連の強いペカンナッツも確認のポイントです。
くるみが使われる食品と表示
粒のくるみだけでなく、くるみ入りパン、焼き菓子、くるみだれ、ミックスナッツなども確認します。粉・ペーストとして入っていると、見た目では分かりません。材料は商品や店で異なります。
日本の容器包装された加工食品では、くるみは「特定原材料」として表示義務があります。原材料欄と「一部にくるみを含む」などの表示を、買うたびに読みましょう。小袋だけではなく、外袋の表示も確認します。
外食や量り売りでは、容器包装された加工食品と同じ表示義務はありません。店に「くるみを材料に使うか」と「器具や製造・調理場所を共用するか」を分けて質問します。分からない場合は、その場で安全と判断しないでください。
ペカンナッツとの関係・調理の注意
ローストや焼き菓子など、加熱・加工したことだけで食べられるとは判断しません。粒を取り除いても、粉やペースト、細かいかけらが残ることがあります。
くるみの粉やペーストが別の料理に混ざらないよう、保管容器、スプーン、包丁、まな板、ミキサー、作業台を確認します。原因食品が器具などを通して混ざることを「交差接触」といいます。手や器具を洗い、調理・盛り付けを分けましょう。消毒だけで済ませないことが大切です。
くるみとペカンナッツは、原因となる成分が似ていて両方に反応することがあります。ペカンも自己判断で試さず、主治医に確認してください。他のナッツをすべてみんな同じように避ける必要があるとは限りません。避ける種類と混入への対応は、個別に相談します。
くるみの原因を補足
くるみのたんぱく質に免疫(体を守る仕組み)が反応して起こります。口やのどのかゆみ、じんましん、唇の腫れ、おなかの痛み、おう吐、せき、息苦しさなどが現れることがあります。症状は食後すぐから数時間後まで幅があり、時間だけでは原因を決められません。
症状が出たときの対応
口やのどのかゆみ、じんましん、腹痛・おう吐などが現れることがあります。食べるのをやめ、本人を一人にせず、症状の変化を確認してください。軽く見える場合も、医師からの緊急時の指示に従います。
処方されたアドレナリン製剤(緊急薬)は医師の指示どおりに使い、救急車を呼びます。抗ヒスタミン薬はその代わりになりません。立たせたり歩かせたりせず、119番の指示に従います。薬の使用後に落ち着いても受診してください。
記録のために対応を遅らせず、可能なら食べた物・量・時刻と商品の表示を残します。緊急時の対応を詳しく見る(東京都)
検査・診断について
血液検査の陽性だけでは、食べたときに症状が出るとは決まりません。食事と症状の経過を医師に伝えます。必要な食物経口負荷試験(食品を食べて反応を確認する検査)は医療機関で行い、家庭で食べ直したり、少量ずつ慣らしたりしないでください。
よくある質問
ペカンナッツは避けたほうがよいですか?
くるみとの関連が強く、両方を避ける対応が必要になる食品です。自宅で確かめず、主治医と扱いを決めましょう。

