カシューナッツでは、ソースや植物性のチーズ風食品、ピスタチオとの関係に注意します。表示義務化後も経過措置の確認が必要です。
カシューナッツの使用食品と表示の移行
鶏肉のカシューナッツ炒め、ミックスナッツ、菓子、カレー、ナッツペーストなどが確認の対象です。植物性のチーズ風食品やソースにも使われる場合があります。商品や店によって材料は異なるため、料理名だけで決めないでください。
日本では、2026年4月1日にカシューナッツが特定原材料(容器包装された加工食品でアレルギー表示が義務付けられる食品)へ移行しました。原材料欄と「一部にカシューナッツを含む」などの表示を、買うたびに確認します。
2028年3月31日まで経過措置期間(新しい表示に切り替えるための猶予期間)があります。期間中は、旧制度に基づく表示の商品もあります。表示がないことだけで、カシューナッツを使っていないと判断せず、分からない場合はメーカーに確認してください。
外食や量り売り、その場で包装される食品には、包装済みの加工食品と同じアレルギー表示義務がありません。店には「材料やペーストにカシューナッツを使っていますか」「器具や調理場所を共用していますか」と分けて確認します。確認できなければ、その食品を食べない選択も大切です。
ピスタチオとの関係・ペーストの混入
ロースト、炒め物、焼き菓子など、加熱したことだけで食べられるとは判断しません。完成した料理から粒だけを取り除いても、細かなかけらやペーストが残る可能性があります。
交差接触とは、別の食品や器具を通じて原因食品が混ざることです。包丁、まな板、ミキサー、ペースト用のスプーン、作業台、手を洗い、保管容器や取り分け用の器具を分けましょう。カシューナッツを使わない料理を先に作って取り分けるなど、作業の順番も決めておきます。消毒や加熱だけで原因成分を取り除いたと判断しないでください。
カシューナッツとピスタチオには、原因成分が似ていて両方に反応しやすい関係があります。カシューナッツアレルギーがある場合はピスタチオも避ける対象として主治医と対応を決め、家庭で食べて確かめないでください。
一方、木の実や落花生をすべてみんな同じように避ける必要があるとは限りません。食品ごとに医師と確認し、ミックスナッツや共用設備による混入も考えます。複数の食品を避ける場合は、管理栄養士にも相談して献立を整えましょう。
カシューナッツの原因を補足
カシューナッツに含まれるたんぱく質に、免疫(体を守る仕組み)が必要以上に強く反応して起こります。原因となる物質をアレルゲンと呼びます。カシューナッツは木の実の仲間です。
症状が出たときの対応
口やのどのかゆみ、じんましん、腹痛・おう吐などが現れることがあります。食べるのをやめ、本人を一人にせず、症状の変化を確認してください。軽く見える場合も、医師からの緊急時の指示に従います。
処方されたアドレナリン製剤(緊急薬)は医師の指示どおりに使い、救急車を呼びます。抗ヒスタミン薬はその代わりになりません。立たせたり歩かせたりせず、119番の指示に従います。薬の使用後に落ち着いても受診してください。
記録のために対応を遅らせず、可能なら食べた物・量・時刻と商品の表示を残します。緊急時の対応を詳しく見る(東京都)
検査・診断について
血液検査の陽性だけでは、食べたときに症状が出るとは決まりません。食事と症状の経過を医師に伝えます。必要な食物経口負荷試験(食品を食べて反応を確認する検査)は医療機関で行い、家庭で食べ直したり、少量ずつ慣らしたりしないでください。
よくある質問
表示義務になったので、表示がなければ大丈夫ですか?
2028年3月31日までは経過措置期間があり、旧制度に基づく表示の商品もあります。原材料欄を確認し、使っているかどうかが分からなければメーカーに尋ねましょう。外食や量り売りの確認も必要です。

